勉強会:拡大床の正しい使用

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

拡大床(かくだいしょう)という矯正装置をご存知でしょうか。
今回は拡大床についての勉強会で学びがありました。

主の小児矯正に用いるものなので、子供の頃に使ったことがない方や
自身のお子様が矯正治療中だという方以外には、あまり馴染みのないものかも知れません。

子供の頃から拡大床を使って顎を広げておけば、歯が並ぶスペースを確保でき
抜歯をしなくても矯正治療が可能になる
というのが拡大床のメリットなのですが、
医師の誤った拡大床の使用により、トラブルが起こってしまう事例もあるのです。

勉強会では、実際のトラブルが起こった口腔内の写真を使って
このようなトラブルが起こった原因と、防ぐためにはどのような処置が必要であったか、
ここから改善していくためには、どのような方法が適しているかなど
スタッフみんなで意見を出し合いました。
ベテランの先生の意見はやはり参考になります。

大人になる前に歯並びを治しておいてあげようという
親御さんの気持ちを台無しにしてしまうような、
歯の寿命を縮めてしまうようなトラブルも現実に起こっています。
みなさんがお子様の矯正をお考えになる際には、
しっかりと医院について調べてみてくださいね。

勉強会:シュアスマイルのセミナー

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

歯科材料や治療器具を製造・販売する歴史ある企業
デンツプライシロナ社が提供しているマウスピース矯正
シュアスマイルについてのセミナーに参加した際、
20~50代の男女500名を対象に意識調査を行ったところ、
7割の人が笑顔に自信がない理由に「歯並びの悪さ」を挙げていた
という結果となったのだそう。
せっかくの笑顔に自身が持てないというのは、
とってももったいないことだと感じます。

セミナーはシュアスマイルの3D技術を駆使したシミュレーションや
シュアスマイルで治療可能な症例などが主に紹介され
改めて患者様にお喜びいただける矯正治療方法であると認識いたしました。

しかし、どのような症例でも対応できるということではありません。
シュアスマイルは、舌側傾斜の歯をまっすぐに直すことは得意ですが
噛み合わせが深すぎる過蓋咬合を治療するのには向いていない場合があります。
私達歯科医師は、どの治療器具がどのような症例に対応できるのかしっかり学び
患者様に正しい情報をお伝えできるように知識を深めておく必要があります。

勉強会:ニーズのある治療方法

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

先日参加したマウスピース矯正のセミナーで、
大手歯科用器具メーカーの社員の方とお話をする機会があり
その際にうかがったお話なのですが、
ワイヤー矯正用のブラケットという矯正器具を製造するための工場を売却したのだそう。

決して経営不振などの理由ではなく、
現在ではマウスピース矯正の需要が急速に高まっており、
ワイヤー矯正のニーズが低下しているため、売却が決定されたのだそうです。

私達も日々たくさんの患者様のカウンセリングを行うので
マウスピース矯正の人気は承知していましたが
実際に材料を製造しているメーカーの方から
このように具体的なお話をうかがった時は、なるほどなあと感じました。

今はまだワイヤー矯正でしか治せない歯並びがあったりして
ワイヤー矯正のほうがメジャーなイメージですが、
マウスピース矯正の開発が進み、どのような症例にも対応できるようになって
ワイヤー矯正のほうが珍しい という時代が来るかもしれませんね。

勉強会:ワイヤーとプライヤーの使い方

こんにちは。
博多プライベート歯科ドクターの前田です。

歯科医師になりたての頃、矯正治療のセミナーに参加し、
見本通りにワイヤーを曲げ、矯正治療に使用する
ワイヤーとプライヤーの扱いに慣れる練習がありました。

ワイヤーは一度曲げるときれいに戻せず、
少しでも失敗すると最初からやり直しとなってしまうので
練習と言えど緊張感がありました。

実際に患者様のお口で失敗することは許されません。
集中力と精密な手先の動かし方が必要な矯正治療において
大切な練習でした。

今でも正確な処置を行えるよう、初心を忘れずに治療にあたっています。

勉強会:マウスピース矯正に必要なチーム矯正医療

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

東京から来られた、マウスピース矯正(シュアスマイルやインビザライン)
に必要なチーム矯正医療の講師 小西先生の勉強会に、スタッフと共に参加しました。

シュアスマイルやインビザラインでの矯正に関して、スタッフがすべきことは何か
どうすれば患者様の治療に対するモチベーションアップを図れるのか
どうすれば目標を達成することができるのか
という内容を、多くのアライナー矯正でたくさんの患者様と
お付き合いがあった経験から学ばせていただきました。

スタッフもそうですが、私自身も参考になる部分が多くありました。
今後も矯正治療を受けられる患者様にご満足いただける治療をご提供できるように、
スタッフ一同、皆でレベルアップをしていくことが使命だと改めて感じました。

勉強会:ステキなお顔立ちにしていくために

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

先日、矯正歯科の学会で講演を聞きに行きました。
私は矯正歯科研究会に所属しているので、研究会の先生たちとよく議論しています。
初診にて上の歯が出ている前歯を後退させて治療をしたことで、
患者様のお顔立ちが矯正終了後にどのように変化したか。
また、改善が難しい症例とはどのようなものかなどを議論しました。

矯正歯科では矯正終了後のお顔立ちの変化がとても大切です。
当院でも、治療しながらどのくらい改善したのか、
矯正治療することで、逆にお顔立ちがおかしくならないかを考えながら、
治療スケジュールを調整しています。

ステキなお顔立ちにしていくためには、高レベルな矯正治療が必要です。
高度なスキルが必要となりますが、諦めずにそれを実施していくことが
矯正専門歯科医院に求められるところだと感じています。
今後も、患者様にとってベストな結果を残す治療を提供できるように精進します。

 

勉強会:アライナー矯正セミナー

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。
先日、アライン社のアライナー矯正セミナーに参加してまいりました
今回の講師は山口県で開業されている大貝先生です。
歯科医師の大貝先生は、アライン社認定医スペシャルダイアモンドプロバイダーであり、
アライナー矯正の権威者です。

大貝先生のセミナーも今回で3回目になりました。
毎回、大貝先生が治療したケースをたくさん見せていただいています。
今回も、学ぶことがとても多い1日でした。

アライナー矯正の治療はチューイというシリコンのゴムを噛むことで、
フィット感をよくしていきます。
大貝先生のお話では、アライナー矯正が成功するには
このチューイをぎゅっとしっかり噛んでもらうことが重要なのだそうです。

博多プライベート歯科では現在、インビザライン社とデンツプライシロナ社の
マウスピース矯正をご提供しています。
様々な患者様のニーズに応える治療を行えるよう、
今後も新しい治療法についてなど、広い知識を得られるよう努めます。

勉強会:口腔機能改善トレーニングのセミナー

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

先日、口腔機能の改善トレーニングのセミナーに参加しました。
皆様 ご存じですか?
現在の歯並びは、偶然にできあがったわけではございません。
口唇の癖や舌圧など、口腔内の微妙なバランスで歯並びは変化していきます。
子供の時にお口の内外の環境を整備できれば、ヘルシーな歯並びになれるんです。

これまでもたくさんの口腔機能改善トレーニング矯正装置のセミナーを受け、
素敵なお顔や、正常な口腔機能のためのトレーニングや、モチベーションアップの方法など
いろいろなことを学んできました。
今後も矯正治療を始める皆さんに新しい情報を提供できるよう、
院内で内容を整理していきます!
皆様に様々な知識をご提供できるよう、日々レベルアップしてまいります。
歯並びのお悩みは、なんでもご相談ください。お待ちしております。

勉強会:インビザラインについて

こんにちは。博多プライベート歯科のドクター前田です。
先月、大阪で開催されたインビザライン(マウスピース矯正)セミナーに行ってまいりました。
インビザラインが誕生してずいぶん経ちます。
まだ日本で導入される前にも勉強会があり、以前勤務医時代に参加したことがあります。

インビザラインは、欧米では人気のマウスピース矯正です。
日本でも症例が増加中ですが、未だにワイヤー矯正も人気です。
これは私的な見解ですが、日本人と西洋人の人種の差が、人気の矯正方法が割れる理由なのではないでしょうか。

以前は全てのケースに使用可能とされていたインビザラインでしたが、今回のセミナーでは「厳しいケースはインビザラインの他に、ワイヤー矯正も併用していきましょう」とお話しされていました。
その内容は頷けるものでした。実際、インビザライン単独でも治療が可能な症例もありますが、ワイヤー矯正装置と併用することも必要な場合も多いのです。
表側の矯正装置が、患者様にとって矯正治療を始めるにあたっての障害となるのであれば、舌側の矯正やインビザライン(マウスピース矯正)の併用で矯正治療をしていくのも選択肢の1つかもしれません。
患者様のご希望に合わせた方法をご提案いたしますので、まずはご相談ください。

マウスピース矯正についてはコチラのページでも詳しくご紹介しております。

 

勉強会:矯正歯科専門勉強会

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。
私は矯正専門医の勉強会に3つ、矯正歯科以外の勉強会に3つ所属しています。
セミナー参加の他にも、不定期に勉強会が入っています。
半分、飲み会の口実と言われることもありますが、他院の先生方とも治療の情報を共有できる有意義な時間なんです。

先日は診療後に先輩や後輩たちと、3か月に一度開催している矯正歯科専門勉強会に参加しました。今回は私が発表の番でしたので、論文を発表してまいりました。
19時に始まり、質疑応答も含めて1時間ほどと長時間になりますが、一人のドクターがプレゼンします。
私の番では100枚ほどのスライドを使い、気合の入った発表会になりました。

一般歯科の先生方たちとの勉強会では、日常的に行っている治療や、最近の矯正のトレンドの内容をお話します。
しかし今回は、矯正専門歯科医の勉強会だったので、いつもの治療のことだけ話すというわけにもいきませんでした。
聞き手に先輩の矯正医もいる中の発表だったので、かなり緊張して大変でした。

矯正治療の中で大変だったことや、「このようにしておけば、もうちょっと段取りよく矯正治療が出来た」などの自分自身の反省も踏襲しながら、発表させてもらいました。
装置が見えにくい矯正治療と評判のよいリンガル(裏側)矯正治療のケースや、中高生の時期の矯正治療についても、自身の考えをまとめ直すいい機会になりました。

勉強会:矯正に大切な知識とは

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。
先日、矯正治療についての勉強会に参加しました。
歯列矯正治療では、「この装置だから早く治る」「この装置だから早く治らない」という差はなく、
どの矯正装置にも様々なメリットとデメリットがあるというお話をうかがいました。
また、表と裏側矯正の違いや、最近のトピックではロボットがワイヤーを曲げる話、症例検討会などのお話など、充実した内容をうかがえた1日となりました。

大切なのは矯正装置ではなく、エビデンスや生体力学などを理解しているかどうかです。
エビデンスや矯正装置のメリットをきちんと理解していると、どの矯正装置でも治療は可能です。
反対にそれらを理解していないと、どんな矯正装置を使っても結果は変わりません。
治療をする前から治療結果のイメージが出来ているのが、本当のプロです。
歯の治療も生体の一部なので、100%の患者様全員が完璧な経過となることはありません。
予定外のアクシデントが起こった時の対応や、アクシデント対応の準備がしっかりできているかどうかで、治療結果に大きく差が生まれるということを感じさせられました。