2023-02-16
こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。
審美歯科治療というと見た目を美しくするだけの治療で
機能的な部分では不十分だと思われることもありますが、
実際はセラミッククラウンを入れる歯の根管治療など
見えない部分の治療のスキルも、とても重視しています。
せっかくセラミッククラウンを入れても、土台になる天然歯部分が
菌に侵されてボロボロの状態になっていては、
痛みが出たり、最悪の場合歯が根ごと抜けてしまいます。
根管治療については以前の勉強会ブログでも紹介しましたが、
今回はその根管治療の中でも難症例とされる、
湾曲歯の治療について学んだ際のお話です。
湾曲歯とは、その名の通り湾曲した歯のことです。
骨の中に埋まっている根っこの部分曲がってしまっていると
通常の根管治療用器具が使えず、無理に治療しようとすると
器具が歯を突き抜けてしまうトラブルが起こる可能性があるなど、
対処が難しいので、治療を断る歯科医院もあります。
勉強会では、専門の器具とマイクロスコープを使い、
一番難しい上の奥歯を治療する様子を学びました。
多くの難症例にも対応してきた熟練の先生の技には、
毎回感動させられています。