当院専属のセラミック専門技工士
野間 公介
平成16年 九州医療専門学校 歯科技工士 本科 卒業
平成19年 九州医療専門学校 歯科技工士 専攻科 卒業
平成22年 九州医療専門学校 歯科技工士歯科技工臨床センター 入職
平成26年 九州大学付属病院 歯科技工科 入局
私は博多プライベート歯科様で、患者様にご満足してもらえるセラミックの被せ物を作るように日々研鑚しております。歯科医師のスキルがあったとしても、セラミックを作り出す歯科技工士にも熟練した技術がなければ、ハイクオリティな技工物やスペシャルなセラミックの被せ物作製は難しいと思うのです。
専門学校時代には、著名な教授陣の指導によりハイクオリティな技術を習得し、卒後も国内外での研修会で研鑚させていただき、自分が納得いくまでセラミック製作技術を学ばせていただきました。また、最近現場で感じるのは、患者様にとってセラミックなどの被せ物や詰め物は、生きていくための特別な宝物であるということです。患者様に真摯に向き合う博多プライベート歯科様のドクターたちのお陰で、私にもこのような患者様のお気持ちを理解できるようになりました。
ただただ作業的にセラミックの被せ物を量産するのではなく、ハイクオリティな技術をもつドクターと共同でテクニシャンとしてのスキルを磨き上げ、製作に必要な素材まで追求しながら、患者様一人一人にご満足いただけるよう懇切丁寧な技工物を製作していくことが、私の使命だと思っています。
たくさんの患者様に製作するセラミックの被せ物ですが、人の顔貌が異なるのと同じで、口唇の色調、お顔の色味、歯の形態も皆さん異なります。それぞれの患者様に合わせながら、ピッタリ適合するセラミックの被せ物をフルオーダーメイドで作成してまいります。
そのために、歯科医院の現場で患者様とコミュニケーションを図りながら、歯並び、歯の長さ、歯の色調を合わせていきます。
まず、私どもの技工所に新入社員が加わると、セラミックの被せ物を2つ見比べてもらい、それぞれのセラミックの違いを尋ねてみるところから始まります。1つは私が作ったセラミック、もう1つは経験3年未満の社員が作ったセラミック。
新入社員はこの違いがはっきり説明できません。私は新人の彼らに、美しいものや素晴らしく色彩あるアート作品(街中にあるお花や芸術作品など)をじっくり見て、常に美的な意識をもつようにと話しています。人間は物をしっかり見ることで物事を捉え、視覚から脳に定着させることにより、美意識を持つようになります。その結果、自分のイメージに近く、感動するほど素敵な仕上がりの作品(セラミックなどの被せ物)を生み出すことができます。
院長も「ドクター、テクニシャン(歯科技工士)も互いに美意識を保ちながら行動しよう」とおっしゃっており、スタッフ全員が美意識を高めております。
博多プライベート歯科様のスタッフは、全員が患者様の情報を共有しており、連携を取りやすい環境で治療にあたることができています。
また、ドクターと歯科技工士は相互的にフラットな立場で議論しています。セラミックを作る上のプロセスで、考え方の違いがないようにしないといけません。治療の最終的なセラミックの被せ物を装着するまで、最善の方法を考えながら仕上げていきます。
一般的に歯科技工士は、患者様と現場でお話しをすることはほとんどありません。技工所で淡々と製作に励み、歯科医師の指示に従事して、その条件の中でセラミックを作るのが普通の歯科技工士です。
博多プライベート歯科様では、患者様の始めのご要望からファイナルのセラミックの仕上がりのすべてに関わりをいただき、患者様からは「本当に素敵なものを作ってくれてありがとう」「本物の歯と同じで見分けがつかないです。感動しました」とご感想をいただけるようになりました。これに勝る喜びはございません。
これから先も、ハイクオリティなセラミックの被せ物を作っていき、患者様のこぼれるような笑顔を見られるように研鑚してまいります。