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勉強会:「未来歯科治療」とは

2025-12-15

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの田中です。

 

近年、歯科治療の技術は大きく進化しており、その中でも「削らない治療」が注目されています。
虫歯治療といえば、従来は患部を大きく削り、詰め物や被せ物をするのが一般的でした。
しかし、徳島大学歯学部発のベンチャー企業「アミデックス」が開発した「未来歯科治療」は、
歯を削る量を最小限に抑えながら、美しく機能的に仕上げることができる新しいアプローチです。

 

従来の虫歯治療では、詰め物を装着するために健康な歯の一部まで削る必要がありました。
しかし、新たな技術ではコンポジットレジン(CR)という材料を歯に直接接着できるため、
歯を大きく削らずに治療が可能になっています。
アミデックスのシステムでは、まず患者様の口腔内をスキャナーで読み取り、
そのデータを基に3Dプリンターで精密な型枠を作成。
この型枠にCRを流し込み、LED光で固めることで、周囲の歯と自然になじむ美しい仕上がりが実現します。

 

この方法は特に審美性を重視する治療に適しており、
健康な歯を守りながら自然な見た目を回復できる点が大きな魅力です。
ただし、精密な仕上げには歯科医の技術が求められるため、取り入れるかどうかは慎重に判断する必要があります。

 

博多プライベート歯科でも、新しい治療技術を常に学び、患者様により良い選択肢を提供できるよう努めています。
治療について気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。