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勉強会:審美歯科としてのグラスファイバー充填

2025-02-18

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

 

低侵襲の審美治療といえば、コンポジットレジン修復が挙げられますが
歯冠の著しい破壊を伴う歯では、破損が原因で失敗する可能性が高くなってしまいます。
直接複合レジンの限界には、破壊靭性の低さや重合収縮に関連する問題などがあります。
これらの課題に対処するために、直接および間接複合レジンの修復材料の両方に
繊維を組み込むことの重要性が問われるという内容の海外の論文について院内で共有いたしました。

 

歯科治療に用いるアクリル樹脂を強化するためにガラス繊維が使用されたのは1960年代のことで
それ以降炭素繊維やポリエチレン繊維、ナイロン繊維など、さまざまな種類の繊維が使用されてきました。
材料の構造の革新と、医師の技術が組み合わさることで、複合レジン治療は象牙質とエナメル質の複合体を効果的に模倣する生体模倣修復システムとして活かされます。
今回の勉強会では、破折のリスクを最小限に抑える技術についても共有しました。

 

博多プライベート歯科では、患者様一人ひとりに最適な治療を提供することを心がけています。
修復物の耐久性と機能性を高めつつ、低侵襲で美しい仕上がりを実現し、患者様にご満足いただける治療を目指します。