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勉強会:形成について

2023-04-14

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

 

セラミックを入れるために歯を削合する
「形成」の工程についての勉強会が開かれました。

 

同じ形の補綴物(インレーやクラウン)でも、
保険の銀歯を入れるための形成と、
セラミックを入れるための形成は
実は一緒ではないのです。
素材に合わせて、歯を削る両が変わってきます。

 

一般的には、銀歯を入れるときよりも、セラミックを入れるときのほうが
歯を削る量が増えます。これは出来上がったセラミックが薄くなりすぎると
割れてしまう可能性があるため、厚みを持たせられるように
歯を多めに削らなければならないのです。

 

それなら歯を削る量が少ない銀歯のほうが
優れた治療なのかというと、そうとは言い切れません。
銀歯自体の劣化や、接着剤の劣化による二次虫歯のリスクなど
様々なデメリットも多いのが銀歯です。

 

歯は一度削ると元には戻せないので、
患者様にもじっくり考えて治療方法を考えて選んでいただいています。
勉強会では、削る量を最低限に抑えつつ、
維持に問題のない形成方法を学びました。
博多プライベート歯科では、患者様の身体的な負担を
最小限に抑える努力を惜しみません。