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勉強会:適切なマージン形成について

2023-11-15

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

 

美しいセラミッククラウンを作るためには、適切な形成が欠かせません。
先日の勉強会では、形成について実習を交えながら意見交換をいたしました。
今回はその中でもマージンに焦点を当ててご紹介します。
マージンとは、詰め物やクラウン(被せ物)の周囲の歯との境界のことを指します。
マージンの適合が悪く、歯とクラウンの境目が目立つようであれば
審美的に優れた治療とは言えません。

 

被せ物の素材や歯の部位によって、どのようなマージンライン形成が適しているかは異なりますが
前歯の場合は歯茎の下の部分まで削り、マージンラインが見えないように
ショルダーやディープシャンファーと呼ばれる形に形成します。
しかし歯の位置、咬合、笑顔になった時に見える歯などが、各個人の状態によって異なるため
個々の状況に応じて細かいことは柔軟に対応し、
患者様にとっての最良の選択を見つけていくことが重要です。