セラミック治療を受けるための歯医者選びとは?前田先生にインタビュー

見た目も健康も諦めない!治療後の事も考えた治療をご提供します!

こんにちは!インタビュアーの山田です。

皆さん既にご存知かもしれませんが、現代では全国の歯医者で自由診療の白い詰め物・被せ物を歯に入れる審美歯科治療が実施されています。白い詰め物や白い差し歯の素材には、天然歯のようにナチュラルな白さを再現できるセラミックが使われ、「形も色も美しく、何年経ってもキレイなまま」「口の中に入るものとして安全性が高く、身体にやさしい」などの理由から人気が高まっています。

審美歯科治療と呼ばれる美しさにこだわった治療は、年々普及が進み、昔に比べて今では多くの人に注目されていますが、それだけに歯科医院の数も劇的に増えているので、どこの歯医者に行けばいいのか悩んでしまいますよね。

今回はそんな悩める患者様に向けて、「歯しか診ずに、歯だけを治すようでは、患者様の本質的な美しさを引き出すことは難しい」と語る博多プライベート歯科の専門医 前田和人先生に、その真意や本音について詳しく伺っていきます!

よいものを提供しようと日々努力を重ねています

今人気のセラミック治療

インタビュアー山田(以下 山田)
審美治療を受けるために博多プライベート歯科へいらっしゃる患者様は、どのようなお悩みやご希望をお持ちなのでしょうか?
担当医 前田和人先生(以下 前田先生)
あたりまえですが、患者様が共通しておっしゃることは、「きれいで美しくなりたい」というご希望です。
しかし近年では、見た目をキレイにするためだけではなく、金属アレルギーや虫歯の再発予防の効果を考えて、陶材であるセラミッククラウンなどのセラミック製の詰め物や差し歯を選ばれる患者様も増えているように感じています。審美性を追求する方のための美容歯科医院でも、虫歯や歯周病などの歯科疾患をしっかり治すことを目的とする一般歯科医院でも、セラミックを使った治療の需要が大幅に増えているようです。

保険適応の治療と自費診療の違いとは

▼ 保険適応の部分的な銀歯の詰め物

銀歯の詰め物

▼ 保険適応外(自費診療)のセラミック

セラミック
山田
セラミックは大人気なんですね。しかしそれでも保険診療を希望する患者様はいらっしゃると思います。そこで自由診療であるセラミックなどの審美治療と、詰め物や差し歯には金属をメインで使用する保険治療との違いを教えてください。
前田先生
自費診療と保険の治療の違いとは、まず一番には材質です。自費診療であるセラミックでできた詰め物や差し歯は、装着直後の美しい色合い・品質が長期にわたって安定しています。つまり、セラミックは歯の白さと歯の形態が長い間変わることなく、ずっと美しいままで維持できるんです。セラミックは変形もほとんどしないので、変形することで隙間ができて汚れが付着してしまうということも起こりにくくなっています。
保険で使う金属やプラスチックは変色や変形が著しいので、見た目が劣化したり二次虫歯になってしまったりしやすいんです。
その他にも、セラミックは保険治療よりも製作する際にいろいろなプロセスが加わりますので、よりハイレベルな補綴物(詰め物や被せ物)を作ることができます。
山田
補綴物の作成にプロセスが増えてくるとなると、製作をお願いする歯科技工所とのコミュニケーションが重要になってきますよね。
前田先生
はい。歯科技工士との連携次第で、制作物の仕上がりが全く違うものになります。そのことを踏まえて、博多プライベート歯科では院内に技工室を設置してあります。院内技工室では、仮歯の調整やセラミックの作製、色彩判断などが行われています。
山田
一般的に技工物を作る際には、歯科医院と離れた場所にある技工所に書面を通じて制作を依頼しますよね。院内に技工室があるとなると、スタッフと技工士との素早い連携が可能になりそうですね。

治療時に技工士が立ち会う様子

▲ 治療時に技工士が立ち会う様子

前田先生
そうなんです。当院ではセラミックの作成が決定したら、患者様のお顔や、お口の中の写真を撮影して、患者様とコミュニケーションを取りながら治療を進めていきます。院内に技工士が常駐していることで、その際にセラミック専門歯科技工士が治療に立ち合い、患者様と直接お話しさせていただいて、患者様のご希望を伺うこともできます。
山田
書面上での指示よりも的確に患者様のご希望を、実際に補綴物を制作する技工士に伝えることができるんですね。
院内に技工所が設置されているということは、完成までにかかる時間が短くて済むのでしょうか?
前田先生
博多プライベート歯科は品質を大切にしていますので、技工士さんには「よいものをつくることを重視してください。その分時間をかけてもかまいません」とお願いしています。技工士にどんなにすごい技術があったとしても、焦って急いで作ってもらっては、よいものは作れませんからね。

セラミックを装着するまでの間は、患者様には仮歯でお過ごしいただきます。当院では患者様のお口の状態によって仮歯にもこだわりをもって作成しています。仮歯の美しさや機能性は最終的なセラミックほどとはいきませんが、きちんとした仕上りで、見た目も重視しています。仮歯でもきちんと作るのも、自由診療ならではだと思います。
山田
時間をかけて丁寧に行うことも、よいものをつくるためには必要ですね。
その間もきちんとした仮歯があるのであれば、セラミックの製作に期間がかかったとしても気になりませんね。
前田先生
患者様がそういう風に考えてくれたらありがたいですね。治療後はもちろん、治療中も患者様には快適にお過ごしいただくのが重要です。
山田
セラミックを希望される患者様が多い理由がわかりました。
前田先生
保険治療だとしても、多くのドクターは「見た目もできるだけ美しく、生活の質を向上できるように治療して差し上げたい」と考えていると思います。
保険適応の治療にはできることに制限があると思いますが、よいものを提供しようと日々努力を重ねていることは自費も保険も同じはずです。

保険診療と自由診療には線引きがあり、欠点のある金属よりもセラミックを使えることは自費診療のメリットではありますが、患者様のお口の健康を守るために行う治療であるという点においては全く異質な治療をしているわけではないと私自身は考えております。

歯科治療方法や素材は多数。
だからこそ問われるドクターの知識と技術力

どんなことでもお話しください

カウンセリングルームで患者様のご相談に乗る先生

▲カウンセリングルームで患者様のご相談に乗る先生

山田
審美歯科のカウンセリングでは、患者様はドクターにどのようなことをお伝えすればよいのですか?
前田先生
普段から思っているお悩みやご希望を素直にお話しくださればよいと思います。「この歯をセラミックにして、こんな風な色や形にしたい」という具体的にどうしたいかというご希望でも構いませんし、「唐揚げを食べられないので困っている」などの日常生活でのお悩みや、困りごとを教えてくださるだけでも大丈夫ですよ。もちろん単純に「美しくなりたい」だけでも大丈夫です。

「美しくなるためにはどのような治療方法があるのか」「こちらの患者様の場合は、どのような治療方法が向いているのか」ということを患者様と一緒に考え、ご提案するのも歯科医の仕事の1つです。いろいろお話をうかがってみると、セラミックではなく矯正やインプラントなど他の治療のほうが患者様のご希望に沿えるという場合もあります。

同じ症状を治すにしても、歯科治療にはどのような素材を使用するか、どのような方法で治療するかなど、数多くの選択肢があります。だからこそ患者様ごとに適した治療を提案できるように、ドクターには知識と技術力のアップデートとプレゼン力が問われます。

セラミックにも種類があります

セラミッククラウンにも種類があります

▲セラミッククラウンにも種類があります

山田
セラミックなどの素材にも種類がたくさんあるとのことですが、どんな材料を選択したらよいのでしょうか?
前田先生
治療する箇所や患者様の咬合(噛み合わせ)の状態で、使える素材は変わってきます。金額が高ければ高いほどすべての人に適しているものであるとは限りません。
博多プライベート歯科では、何種類かの素材をチョイスして様々な長所や短所を説明し、患者様にとって一番良いものをご提案するように考えています。
たくさんの選択肢があるので、ここでもドクターの広い知識が必要とされます。

患者様一人一人に合う治療方法を考えていきたい

一人一人に合う治療方法をご提案

▲一人一人に合う治療方法をご提案

山田
豊富な知識のある先生におすすめされたなら、安心してその治療を受けようと思えますね。

自費診療を受けたくても、どうしても治療費を気にされる患者様もいらっしゃいませんか?
前田先生
そうですね。セラミック治療は自由診療ですから、保険治療に比べれば割高になります。
しかし、見た目と健康面の両方においてプラス要因が多いことや、長期にわたっての安定感をご説明すれば、割高な治療費を支払う価値があるものと思っていただける患者様が大半です。

しかし、無理にドクターの提案した治療を受ける必要はありません。治療費を含むリスクを踏まえれば「妥協」する箇所も当然出てくると思います。
カウンセリングでは審美治療においての「理想」と「現実」をお話しして、患者様一人一人に合う治療方法を考えていきたいと思います。

歯科医師が考える歯科医院選びとは

歯医者選びのポイント

バランスを見ながら細かく診断します

▲バランスを見ながら細かく診断します

山田
審美歯科治療を受けたいという方に向けた歯医者選びのポイントはありますか?
前田先生
歯を美しくするための審美治療は、多くの歯医者で行っています。ですが、私の考えは、そこから進歩するには「お顔をより美しく見せることができる治療」を行う歯医者を選択すべきだと考えます。

一般的に「きれいな歯」を作ることができる歯科医院は数多くあるかと思いますが、お口元だけを見るときれいな歯が並んでいるようでも、それがどの患者様にも絶対に似合うというわけではありません。
そのことを理解し、口唇・鼻・目などお顔全体のバランスを考えて、患者様が持つ本来の美しさを引き立てることができる知識と技術を持ち合わせているドクターがいる歯科医院を探すことが大切です。
山田
お顔のバランスを考えながらの審美治療と、そうでない審美治療とは、具体的にどのような部分が違うのでしょうか?
前田先生
根本的なベースになるのは顔貌に合う「歯の形態」「歯の大きさ」になります。細かく言えば、「歯の形を丸っこくするのか、四角くするのか、シャープな仕上げにするのか」などです。サイズ感についても「白く輝く歯をアピールできるほどのサイズ感にするか、控えぎみなサイズにするか」というような部分です。
そんな小さなことで本当にお顔に似合ったり似合わなくなったりするの?と思われるかもしれませんが、本当に印象が変わります。したがって、博多プライベート歯科では「お顔立ちやお口元とのバランス」を考えながら細かく診査診断することを大切にしているんです。
山田
そんなに細かく形にこだわっているんですね。
歯の色はどうでしょうか?セラミックの白さはどれほどの白さにするのがいいのでしょう?

セラミックは色も形も自由自在です

▲セラミックは色も形も自由自在です

前田先生
基本的には真っ白にしすぎるのではなく、「生えたばかりの歯のようなナチュラルな白さ」に合わせていくのがよいと思います。歯がナチュラルな色合いだと、患者様のお顔もナチュラルな美しさをリアルに再現することが可能だからです。

セラミックを作る前に、他の歯にホワイトニングをすることで、ホワイトニングによって白くなった歯と同様の白さをセラミックで再現することもできます。

もちろん、人形や芸能人のように真っ白な歯で神秘的な美しさを求める患者様がいらっしゃれば、ご要望にお答えすることも可能ですよ。
山田
セラミックはナチュラルな白さから、超人的な真っ白な色まで好きに選ぶことができるんですね。
歯科医院のドクターは、お顔や歯の形態・色彩などのセンスや、歯とお顔の審美的な感覚や歯とのバランス感覚をどう身に着けるのですか?
前田先生
センスを磨くためにはいろいろな手段があると思いますが、私は主に「D・C・I」という勉強会で学んでいます。
患者様はどういう感じの雰囲気の方で、どのような顔の形態・鼻・目・口唇をしているのか、どのようなキャラクターなのか、患者様のご要望はどんなことかなどをリサーチしてから治療を開始する「プロファイリング」的な発想が基本になります。
山田
歯の治療なのにそこまで考えられるなんてすごいですね!そんなに様々なことを考えてから作成しているからこそ、多くの患者様にご満足いただけていることがわかった気がします。
博多プライベート歯科のように「中身のある自然な美しさ」を実現できる歯科医院なら、患者様も審美治療を任せられますよね。

「中身のある自然な美しさ」を実現

▲「中身のある自然な美しさ」を実現

前田先生
そうですね。さらに私たちはしっかりとした根拠を考えながらも、患者様のご要望もきちんと取り入れます。根拠に基づくとはいえ、強引に患者様が望んでいない形に治療してしまうのは元も子もありませんからね。

「かわいくお願いします」「いけている感じでお願いします」のようなイメージをお話しいただければ、要望もお聞きしながら、根拠のある美しさを目指して治療を進めてまいります。
山田
治療に通うのが楽しくなりそうですね。最後にメッセージをお願いします。
前田先生
審美治療を受けられたことで、様々なことにチャレンジされたり、ご飯を食べるのが楽しみになったり、仕事やプライベートが順調に進んだりしたことで、「人生が楽しくなりました」とお話しいただくことがあります。
このようなことをお話しいただけるとスタッフ一同幸せな気持ちになり、審美歯科に携わることの醍醐味を再確認させていただいております。

歯並びや歯の見た目でお悩みの方は「審美歯科治療=特別で贅沢な治療」だと決めつけず、まずは一度、お気軽にご相談ください。
数ある歯科医院の中で博多プライベート歯科を選択していただきました折には、どんなに些細なお悩みでも全力でお力添えいたします。

施術名│セラミック矯正治療
料 金│1本39,800円~70,000円(治療費は材質や治療本数によって異なります)
考えられるリスク│
治療後は正しく歯を磨く必要があります。清掃が不十分だと虫歯になったり歯周病を発症してしまいます。定期検診を受診してください。