芸能人も歯茎が変色してる?歯医者で治せる!歯茎の色が変わる原因と治療

歯茎の色 気になりますか?

歯茎の色 気になりますか?

歯茎の色を治したいと思われたことはありますか?健康な状態の人なら、歯茎の色なんて気にしたこともないという方が多いでしょう。しかし、実際に歯茎の色が気になっているとおっしゃり、治療を受けたいと来院される患者様がいらっしゃいます。

また、テレビを観ていて、この芸能人は歯が真っ白なのに歯茎の色がおかしいなと思われたことは有りませんか? そもそもどうして歯茎の色が変わってしまうのでしょうか。気になる歯茎の変色や、変色した後の治療方法について紹介いたします。

歯茎の役割

歯茎の役割

歯茎のことを医学用語では歯肉と呼びます。
歯の根っこを覆うことで、歯槽という歯が埋まっている骨の中に食べかすや細菌などの異物の侵入を防いだり、弾力を活かして食べ物を噛むときの衝撃から歯を守ってくれたりするなど、大切な役割を持っています。

歯茎の役割

健康な歯茎は引き締まり、薄いピンク色をしていますが、歯や歯茎の内部に以上が起こると、赤や黒、紫色や白色に変色してしまいます。
せっかくきれいなお顔の方でも、歯茎の色が不健康的だと、魅力が減少してしまいますよね。
こちらでも紹介している通り、お口元の見た目はお顔全体の印象を大きく左右します。黒ずんだ歯茎だと、老けているような印象に見えてしまいます。逆に、歯茎が黒や紫に変色している子供はいないように、きれいなピンク色の歯茎は、元気で若々しい印象を与えます。

歯茎が様々に変色する原因

金属の差し歯による黒ずみ

金属の差し歯による黒ずみ

歯茎が黒ずむ原因として多いのは、金属製の差し歯や、差し歯の土台の金属イオンが歯茎に移って沈着してしまうことで起こるものです。「メタルタトゥー」とも言われ、差し歯を入れた歯の縁の部分の歯茎が黒や紫に見えてしまいます。
保険診療で作ることができる差し歯は金属を使用するものなので、メタルタトゥーができやすいのです。最近は保険診療でも歯の部位によっては白い差し歯も着けられますが、差し歯の土台となるコアというパーツが金属製のメタルコアだと、同じようにメタルタトゥーの原因となります。
芸能人で歯茎の縁が黒くなっている人を見かけたら、金属製の何かが入っているのかもしれませんね。
金属が溶けて体内に侵食しているということなので、金属アレルギーを引き起こす原因にもなりかねません。

色をピンクに戻す治療で変色した歯茎だけを治すことができても、金属が入ったままでは根本的な解決にならず、数年経てばまた歯茎が黒や紫色になってしまいます。根本的な原因も一緒に治療して解決しておくことが大切です。

そんなお悩みには…

セラミック治療がおすすめ

メラニン色素沈着による黒ずみ

メラニン色素沈着による黒ずみ

日光を浴びた部分や毎日強く擦れる部分の肌にメラニン色素が沈着して日焼けしたりシミができたりするように、歯茎も口呼吸などの外的刺激により、メラニン色素が沈着し、段々と黒ずんでしまいます。黒だけでなく、赤黒かったり紫だったり、茶色く変色する場合もあります。
特に強い刺激物であるタバコに含まれるタール、ニコチン、一酸化炭素などの有害物質は歯周病にもとても有害ですが、メラニン色素を沈着させ歯茎の色も黒くし、見た目まで悪くしてしまいます。喫煙される方は要注意です。

また、先天性のもので生まれつき肌の色が黒い人がいるように、生まれつき歯茎の色が黒っぽい人もいます。

メラニン色素の沈着が原因で起こる歯茎の変色は、メタルタトゥーのように歯と歯茎の縁だけではなく、歯茎全体の広い範囲がどす黒くなります。
こちらも芸能人の歯茎に多く見られる変色ですね。もしかしたらあのきれいな女優や爽やかなアイドルも、プライベートでは意外なことにヘビースモーカーなのかもしれませんよ。

そんなお悩みには…

ガムピーリング治療がおすすめ

歯周病による変色

歯周病による変色

歯磨きの力が強すぎたり、磨き残した汚れ(プラーク)を放置したりしてしまうことで歯肉炎の状態となります。歯肉炎の段階では、歯茎が赤く腫れてしまいます。
このままさらに放置し、歯肉炎から歯周病にまで進むと、さらに歯茎はブヨブヨに腫れ、色も赤から赤黒い色へと変化していきます。
歯周病がひどくなると、歯周ポケットが深くなり、健康な状態であれば歯茎で覆われていたはずの歯根の部分にまで歯石が付着します。このような歯石を歯肉縁下歯石といいますが、この歯肉縁下歯石は普通の白い歯石とは違い、黒や茶色い色をしています。
この歯石の色のせいで、歯茎の色が更に暗い色に変色して見える場合もあります。

そんなお悩みには…

歯周病治療がおすすめ

神経のない歯の変色で歯茎が変色して見える場合

神経のない歯の変色で歯茎が変色して見える場合

虫歯の治療をして神経を取ったり、強くぶつけたりするなどして神経が死んでしまった歯は、だんだんと黄色や、黒ずんだ色や紫に変色していきます。歯が変色することで歯茎から透けて見え、歯茎が変色したように見える場合があります。
このような場合は歯茎の色をもとに戻す治療をしても、意味がありません。 原因となっている歯を白くすることで歯茎の色もきれいに見えるでしょう。

神経のない歯が変色した場合の治療には「ホワイトニング」や「ウォーキングブリーチ」という治療がありますが、ウォーキングブリーチは外部吸収という歯が溶けてしまう失敗が起こるかもしれないリスクがあるため、おすすめしません。

そんなお悩みには…

セラミック治療がおすすめ

歯茎に白い出来物がある

歯茎に白い出来物がある

歯茎全体の色が変わっているのではなく、ニキビのような出来物がポツっとできているという場合は、「フィステル」という出来物の可能性が高いです。 何らかの原因で歯根の先端に炎症が起きて膿が溜まった時にできます。歯茎を押すとフィステルから膿が出てきますが、指で押しても歯根の先端に溜まったすべての膿を排出することは不可能ですし、指の雑菌が入り込めば症状が悪化する恐れもありますので、むやみに触らず歯科医院で治療を受けてください。

また、ニキビのような出来物ではなく、歯茎に白い膜のようなものができている場合は、「白板症」という病気や、ひどい場合はガンになっている可能性もあります。痛みがなくても、一度歯科医院へご相談ください。

歯茎の色を治す治療方法

セラミック治療

セラミック治療

銀歯の金属が原因で歯茎が黒や紫色になってしまった場合や、歯の神経が死んでいることによる歯の変色により歯茎も色が変わっているように見える場合など、変色の原因が歯茎ではなく歯にある場合の治療にはセラミッククラウンによる治療がおすすめです。

メタルタトゥーの根本的原因となっている箇所の金属製の差し歯や土台を除去し、金属を使わないセラミック製の差し歯にやりかえる治療方法です。
セラミッククラウンの土台となるコアには「ファイバーコア」という金属を使わず歯に優しい素材のコアを使うのでメタルクラウンだけでなくメタルコアが原因の黒ずみも治すことができます。

歯茎の色を治せるだけではなく、歯並び、歯の形や色といった様々な見た目のお悩みを解決できるおすすめの治療方法です。

メタルタトゥー治療例

▼ビフォー
(セラミック治療前)

メタルタトゥー治療例
メタルタトゥー治療例

▼アフター
(セラミック治療後)

メタルタトゥー治療例

左上の前歯の変色している歯茎や、古い保険の差し歯のプラスチック部分などの黄ばみを気にしてありましたので、セラミック矯正ですべて解決いたしました。

神経のない歯の治療例

▼ビフォー
(セラミック治療前)

神経のない歯の治療例
神経のない歯の治療例

▼アフター
(セラミック治療後)

神経のない歯の治療例

以前虫歯の治療をした左上の前歯が黒ずんでしまっているのがお悩みでした。奥に引っ込んでいて不揃いだった歯並びも、セラミックによってキレイになりました。

施 術 名    │セラミック矯正治療
料   金    │1本32,000円~70,000円(治療費は材質や治療本数によって異なります)
考えられるリスク │治療後は正しく歯を磨く必要があります。清掃が不十分だと虫歯になったり歯周病を発症してしまいます。定期検診を受診してください。

セラミック専門技工士「セラミスト」による仕上がりのカウンセリングを実施


セラミック専門技工士「セラミスト」による仕上がりのカウンセリングを実施

理想の美しい歯を手に入れるためには、細部までこだわりたいものです。博多プライベート歯科では、院内に専用の技工室を設置し、歯科技工士が常に常駐する体制を整えています。これにより、患者様と技工士が直接コミュニケーションを取ることができ、医師を介さずにご希望をそのまま技工物に反映させることが可能です。

色合わせ

色合わせ

当院にいらっしゃる患者様の中には、「他院で差し歯を作る際、医師が一方的に色を決めてしまい、自分で選ぶことができなかった」というお悩みをお持ちの方も少なくありません。当院では、患者様に鏡でご確認いただきながら、豊富な色見本を使用して一緒に最適な色を選んでいきます。そのため、仕上がりが期待と異なるという心配はありません。天然歯と調和する自然な色から、真っ白でエレガントな印象まで、幅広い選択肢をご提供しています。

形合わせ

形合わせ

セラミックが完成するまでの間、仮歯を入れることで見た目の問題を解決し、歯が動いてしまうことを防いでいます。この仮歯は、歯科技工の専門家であるセラミストが作成しており、短時間で高品質なものを提供しています。また、仮歯を決める際には、患者様に鏡でご確認いただき、「この歯はもう少し小さくしたい」や「もう少し厚みを増やしたい」など、ご希望に応じて細かく調整します。この仮歯をもとに、最終的なセラミッククラウンが作成されます。

博多プライベート歯科では、信頼できるセラミストと医師が連携し、患者様のご要望に完全に応えるオーダーメイドのセラミックをご提供しています。

歯科技工士のこだわり

>> セラミックについて さらに詳しくはこちら

ガムピーリング

ガムピーリング

その名の通り、ガム(歯茎)の表面の一層をピーリング(剥く)する治療方法です。歯茎に薬剤を塗布する方法と、レーザーを照射して行う方法があります。
どちらのピーリングも2週間に1回、1~3回ほど行います。色の着き方や効果の個人差によって必要な回数は異なりますが、1回でキレイなピンク色の歯茎に戻る方もいらっしゃいます。

1回の施術時間はだいたい30分ほどなので時間はかからず、お気軽に治療を受けていただくことができます。
ピーリングを行った当日の治療箇所は白色に変化し、その後は1~2週間かけて徐々に白い部分が剥がれ、ピンク色の歯茎になっていきます。
薬剤によるピーリングよりも、レーザーによるピーリング治療のほうが歯茎に対してダメージが少なく、治りも早いと言われています。

しかしどちらも治療即日にピンク色の歯茎にできるという治療ではないので、結婚式や発表会など、ご用事に間に合うようにきれいにしたいという方は、期間に余裕を持ってご予約をお取りになることをおすすめいたします。

歯周病治療

歯周病治療

歯周病で赤く腫れ上がり、歯ブラシで磨くだけで出血するようなブヨブヨの歯茎を健康的なピンク色で引き締まった歯茎に戻すためには、まずクリーニングで歯にこびりついた歯垢・歯石といった汚れ(プラーク)を取り除き、清潔な口腔内環境を保つことが大切です。歯垢が石灰化してできる歯石は、固いので歯ブラシでは取れず、歯の表面から歯茎の中に埋まっているはずの歯根の側面にまで付着します。
したがって、歯科医院で超音波スケーラーという歯石除去用の器具などを使用したクリーニング治療を受ける必要があります。

軽い歯周病の歯茎なら、クリーニングをしてご自身での歯磨きを頑張っていただければ腫れが引き、真っ赤になっていた色も徐々に元のピンク色へと落ち着いていきます。
しかし、重篤な歯周病が進行し、顎の骨が溶けて歯が今にも抜け落ちてしまいそうなほどグラグラしているとなると、自然に歯茎が引き締まってくれるのを待つにも限界があります。
そこで、重度の歯周病治療のために行うのが、歯茎の移植術です。上顎から必要な歯肉を剥離し、必要な箇所に移植して組織を結合させることで、ぐらついていた歯を抜かずに残すことができます。
歯茎が下がり、歯の根が露出していることで冷たいものや熱いものがしみるといったお悩みも解決することができます。

セルフケア

セルフケア

また、患者様ご自身でも歯ぐきのケアを行えます。

歯ぐきの血行を良くする指を使ったマッサージ、煙草を控えてみる、歯磨きを丁寧に行うなどのセルフケアも、炎症を起こし赤くなった歯ぐきには有効です。
口呼吸が癖になっている方は、意識して鼻呼吸に切り替えて、歯ぐきに与える刺激を減らせるようにしてみると良いでしょう。

専門医より

専門医より

いかがでしたか?歯茎の変色の原因と治療方法について、おわかりいただけたでしょうか。

博多プライベート歯科では、どのような治療を行う場合でも、しっかりと患者様のご要望を伺い、ご希望に沿った治療内容をご提案いたします。
歯茎の治療の場合も、変色の原因が歯にあるのか、歯茎であるのかをレントゲン等でしっかりと確認し、原因ごとに適切な治療を行います。

歯茎の色が恥ずかしく、思い切り笑うことができないなんて、もったいないことだと私は思います。
どのような症状でも諦めずに、少しでも気になることは、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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