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勉強会:支台築造について

2023-06-20

こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。

 

今まで何度か根管治療の重要性を勉強会のブログで紹介してきました。
根管治療が成功した後は、いよいよセラミックの
被せ物を着けられるのかと言うと、そうではありません。
歯に土台を先に歯に取り付けなければクラウンを維持できない場合は、
土台を作って接着する工程も必要となります。
虫歯で歯間部を失った歯の根管治療の場合は、
コアで歯を補強する必要があることがほとんどです。

 

コアにはいくつか種類があり、素材も様々です。
保険の治療で多く用いられる金属のコアは
歯が破折したり、セメントの劣化による二次虫歯や根尖部の感染が起こる可能性があります。
当院では、グラスファイバーとレジンで作成する
ファイバーコアをご提供しています。
金属の性質とは異なり、グラスファイバーはしなりのある素材なので
歯に掛かる衝撃を和らげ、歯牙の破折を予防することができます。

 

先日、そのコアについてのセミナーを受講する機会がありました。
理想的な築造窩洞の拡大についてや、
コアの機能を十分に発揮するための接着の重要性など
知識と技術の両方を吸収することができました。