開咬の原因について
開咬の原因として、遺伝的原因と口呼吸・舌癖(くせ)・舌の肥大が考えられます。
人は、鼻で呼吸を行うのが通常です。
口がふさがれてますと、舌が上顎(あご)にくっついて、舌に沿いながら顎が共に成長してまいります。
舌癖が原因の場合は、矯正治療と踏まえて舌訓練が大切です。
治療前と治療後の比較
施 術 名 │矯正治療
料 金 │55万円~65万円(治療費は器具の材質などによって異なります)
考えられるリスク │治療後は正しく歯を磨く必要があります。清掃が不十分だと虫歯になったり歯周病を発症してしまいます。定期検診を受診してください。
最適な治療のタイミングについて
最も矯正治療をしやすいのは、7歳から9歳までの小学生の間です。
歯はそれなりに生えて下がってきますが、顎の成長をしながら、歯並びを整えることが可能です。
抜歯をする必要はございません。
矯正装置も夜に装着するだけで、日中に付ける必要はございません。
成人になって、矯正治療をすると、顎骨に歯並びするスペースがないので、抜歯の必要になります。
また、開咬の患者様は口呼吸になっていることがほとんどなので、できるだけ早く矯正治療をしないと、口腔内が乾燥しやすいので歯槽膿漏の原因になり、風邪も引いたりします。
当院は、成人になってから、可能な限り、抜歯をせずに、矯正治療ができるかどうかを患者さんの状態を確認しながら、ご提示させてもらっております。
開咬を放置しておくとどうなる?
開咬をそのままにしておくと、奥歯が抜けてしまう可能性があります。上と下の歯がしっかりかみ合わないためです。また、食物を咬み砕くことができませんので、食物が消化できずに胃腸障害になってしまうことにもなりえます。
治療の注意点、ポイント
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- 口呼吸・舌癖・舌の肥大が要因で開咬になっているのか
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- 口呼吸は、歯槽膿漏の原因となりえます
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- 小児の時期に矯正治療をすることで、夜間に装着する矯正装置だけ治療が可能です
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- 成人になってでは抜歯矯正になる場合があります