2024/06/12
こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。
今回は親知らずの抜歯について、以前受けたセミナーの内容を簡単にご紹介いたします。
親知らずとは、永久歯が全て生えそろった後、奥歯の一番奥に生える歯のことです。
痛みが出たり、虫歯や歯周病になっていたりしたから抜歯をしたという
親知らず抜歯経験者の方も多いのではないでしょうか。
矯正治療に親知らずの抜歯は関係ないのではないかと思われるかも知れませんが
親知らずは歯並びを乱す原因となることもある歯です。
特に縦に生えず、顎骨の中で水平埋伏したままだと、
前の歯を押し、次第に歯並びがガタガタになってきます。
セミナーでは、親知らずが水平埋伏したままの歯並びの変化や
抜歯の技術について、専門の先生方からお話を伺うことができました。
親知らずは抜歯が難しく、下手に扱うと重要な神経や血管を傷つけてしまう大事故が発生してしまいます。
場合によっては大きな口腔外科や大学病院での抜歯が必要となることもよくあります。
年々歯並び悪くなっているような気がしたら、親知らずの影響を疑ってみても良いかも知れません。