2024/01/19
こんにちは。博多プライベート歯科ドクターの前田です。
以前ご紹介したMFT「あいうべ体操」は、
軽度の舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)の治療にも有効だと言われています。
舌の裏にあるひだのことを舌小帯といい、
舌の運動機能の調節や、舌が後ろに下がるのを防ぐ役割があります。
舌小帯が短い、または舌小帯の付着部位が舌尖から
下顎前歯舌側歯槽部歯肉にまで続いている状態を舌小帯短縮症といいます。
多くは生まれつき舌小帯が短い先天性ですが、
外傷や舌の手術による瘢痕形成が原因となって
後天性の舌小帯短縮症となることもあります。
発音障害で受診し、舌小帯短縮症の発覚に至る事が多いのですが
乳児の場合は哺乳障害の原因ともなるため、
発音障害だけでなく、歯並びの不正の原因にもなってしまいます。
次回に続きます。