博多プライベート歯科ドクター 前田です。
今回は歯科大学OBが中心となって立ち上げた同窓会メンバーと、外部の講師を招待した矯正歯科の勉強会に参加してまいりました。
歯の根の治療を行い、できる限り歯を抜かずに保存していく歯科治療を専門としている先生からお話を伺うことができ、とても興味深い内容で感銘を受けました。
歯列矯正治療を開始する前に、患者様の歯の現状を診るための診査を行うと、虫歯が重症化して歯の根にバイ菌が発生している症例が少なくありません。
現在の一般的な歯科治療において、虫歯が重症化し歯の根にまでバイ菌が繁殖している症状では、抜歯するしかないと診断される場合が多いのです。
このような問題のある歯は、歯列矯正治療の方向性に影響がでることがあります。
矯正治療を始める前に根管治療を行い、矯正治療中や矯正治療後に抜歯になることは避けなければなりません。
根の治療が成功すれば歯は保存できますので、矯正治療開始前に診査・判断することが重要です。
当院では歯列矯正治療を開始する前に治療が必要そうな歯は、診断するだけでなくしっかりと治療を行っています。
矯正歯科・審美歯科治療を専門としている医院でありながら、歯の根の治療を徹底的に行う歯科医院はそう多くありません。
難しい治療も他院任せにせず、歯を1本ずつ診査し治療を行うには、歯科知識と経験が大切であると考えています。
今後も患者様のことを第一に考え、知識と経験の研鑽に努めた上で適切な治療をご提供いたします。